事例紹介
食品工場
新規惣菜ブランド「プチ・デリ」を支えた折兼の一貫支援
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業種
惣菜製造
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従業員規模
約1,500名
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地域
愛知県一宮市
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タグ
岩田食品株式会社様
1951年創業、愛知県一宮市を拠点とする惣菜メーカー。長年にわたり大手スーパーマーケット向け惣菜の製造を担い、安定した品質と確かな製造ノウハウを強みとして成長。素材選定から製造工程まで一貫したものづくりに注力し、日々の食卓を支える商品を提供。近年は、これまで培ってきた技術と経験を生かした新たな挑戦として、新規惣菜ブランド「プチ・デリ」を立ち上げ。ロングライフ惣菜という新たな価値創出への取り組みを進行。
課題
Problem
- 新規ブランド立ち上げは商品開発、容器、包装、機械、デザインなど検討項目が多岐にわたり着手点が不明確
- カップ型ロングライフ惣菜への関心はあったものの、おいしさと保存性の両立が困難で実現に至らず
解決策
Solution
- 約1年にわたるプロジェクトを経て、新規ブランド「プチ・デリ」が誕生し、差別化商品が完成
- 容器、機械、フィルム、デザインをワンストップで統括
- 各分野の専門担当が役割を分担し、ロングライフ惣菜開発実現に向け、メーカー選定やテストを幾度も重ねながら長期プロジェクトを伴走
結果
Result
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約1年にわたるプロジェクトを経て、新規ブランド「プチ・デリ」が誕生し、差別化商品が完成
約60日間保存可能なカップ型ロングライフ惣菜の実現により販路が広がった
商品開発から製造体制構築までを一貫して推進したことにより、社内での商品への想いがより強くなった
新規ブランド立ち上げ。すべてが手探りのスタート
長年、大手スーパーマーケット向け惣菜製造で培ってきた実績とノウハウはあるものの、自社ブランドとして商品を企画し、市場へ届ける経験は少なく、すべてが手探りの状態。商品設計に加え、容器選定、包装仕様、製造機械、デザイン、スケジュール管理など、検討事項は多岐にわたり、社内だけで全体を整理し判断するには大きな負荷がかかる。そこで相談先となったのが折兼の営業担当。容器だけでなく、機械、フィルム、デザインまで含めた一括相談が可能であり、複数メーカーを個別に選定・調整する必要はなく、プロジェクトを一本化して推進。結果として、検討スピードと意思決定の精度が大きく向上。
カップ型ロングライフ惣菜への挑戦。容器が生み出した新しい価値
「プチ・デリ」の最大の特長は、約60日間保存可能なカップ型ロングライフ惣菜という点。通常の惣菜は賞味期限が短く、製造や販売、在庫管理に制約が生じやすいという課題がある。真空包装によるロングライフ商品はあるものの、袋からお皿へ移し替える手間が発生し、利便性の面で課題が残る。そこで目指したのが、容器のまま食べられるロングライフ惣菜という商品形態。高齢化や単身世帯の増加といった社会背景も踏まえ、冷蔵庫に常備でき、いつでも手軽に食べられる簡便性を重視。容器や包装仕様の工夫を重ねることで、保存性とおいしさ、使いやすさを両立した惣菜を実現。
進行管理・スケジュール管理を担う、折兼の全体マネジメント
製造ラインは一見シンプルに見えても、その構成は非常に多様。トレーシーラーや充填機、印字機など十数台に及ぶ機器が並び、それぞれメーカーも異なる。さらに容器メーカー、フィルムメーカー、デザインなどの要素も加わり、多くの企業と担当者が関わる。折兼はその中心に立ち、全体の窓口として進行管理とスケジュール管理を担った。各メンバーやメーカーとの調整、情報整理を一手に引き受けることで、岩田食品は製品づくりそのものに集中できる環境が整った。多様な工程を俯瞰し、全体最適を意識した管理力で、プロジェクトが止まることなく進んだ。
一元管理だからこそ実現する、問題発生時の切り分け対応
製造ラインが多様になるほど、完成品において万一問題が発生した際、原因を特定する難易度は高まる。容器の問題か、機械設定か、フィルム仕様か、あるいは工程全体の組み合わせか。関係者が多いほど、原因の切り分けには時間と労力がかかる。折兼はプロジェクト全体を一元管理する立場として、各工程と仕様を横断的に把握。問題発生時には、各工程や仕様の関係性を整理しながら、どこに起因しているのかを切り分け、関係メンバー各社と連携しながら適切な対応を進行。個別最適ではなく全体視点での判断により、無駄な試行錯誤を減らし、改善を素早く進めることができた。複数のメンバーとメーカーが関わる体制だからこそ、一社が全体を束ねる役割の大きさが実感された。
リリース後も続く伴走。パートナーとしての関係性
「プチ・デリ」は、既存工場内に専用スペースを設け、新たな設備を導入するなど、社内外の多くの関係者と連携する大規模プロジェクト。商品は現在、東海エリアを中心としたスーパーマーケットなどで販売され、日常の食卓に新しい選択肢を届けている。商品リリース後も、このプロジェクトは完結ではなく、商品そのものはもちろん、フィルムデザインの改良をはじめとしたブラッシュアップを継続。市場の反応を踏まえた改善を重ねながら、商品価値の向上を目指している。商品開発は完成がゴールではなく、進化のスタート。折兼とは立ち上げ段階にとどまらず、これからも共に考え、改善を重ねながら、より良い商品づくりを進めていく。
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