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SIAAマークとは?取得基準や種類について紹介

2023.06.09

SIAAマークとは?

食洗機にまな板を入れる様子

SIAAマークとは、一般社団法人抗菌製品技術協議会(以下、SIAA)が制定した抗菌・防カビ・抗ウイルスのシンボルマークです。
本記事では、SIAAの活動内容やSIAAマークの由来、意味などについて詳しく解説します。

そもそもSIAAとは?

SIAAは、抗菌の正しい知識の普及および品質・安全性の基準策定・認定を行う団体です。
抗菌加工製品は、外観だけで性能評価をしたり抗菌剤の安全性を判断することはできません。
抗菌加工製品の抗菌性能および安全性の証として、同協議会が定める基準を満たした製品にSIAAマークを表示する活動を行っています。
 
会員の多くは、抗菌剤・防カビ剤および抗菌・防カビ加工製品のメーカーや抗菌試験機関などで、
1998年の設立から会員数は伸び続け、2022年時点では1,200社以上もの企業が入会しています。
 
また、抗菌だけではなくカビやウイルスについても基準策定を行い、2015年に防カビマーク、2019年に抗ウイルスマークの運用を開始しました。

SIAAマークの由来と意味

SIAAマークは、大きく分けて抗菌・防カビ・抗ウイルスの3種類があり、同協議会が定める基準を満たした製品に表示されます。SIAAマークには次の2つの意味があります。

  • 品質と安全性に関する情報を公開していること
  • 同協議会のガイドラインに適合していることを会員が自己責任のもとで認証すること

同協議会のガイドラインのもとになっているものは、経済産業省が策定した「抗菌加工製品ガイドライン」です。SIAAマークは、会員以外は使用できないうえに、表示方法を含む運用については厳しい基準が設けられています。
 
また、SIAAマークの適用対象はキッチン用品やバス・トイレ用品といった「非繊維製品」で、繊維製品には別途SEKマークが適用されます。

SIAAマークの3つの基準(抗菌SIAAマーク)

抗菌とは、製品の表面上における細菌の増殖を抑制することです。
SIAAマークのうち、「抗菌SIAAマーク」に定められた3つの基準について解説します。

抗菌性

抗菌加工されていない製品の表面と比較して、細菌の増殖が100分の1以下に抑制されており、なおかつ耐久性試験後にも抗菌効果が確認できることが条件です。
抗菌性を調べる試験は、国際標準ISO22196に準じて行われます。

安全性

安全性については、SIAAが定める独自の安全性基準を満たしている必要があります。

適切な表示

抗菌作用を付与するには、抗菌剤の使用や加工が必要です。
使用している抗菌剤の種類や加工部位を明示することが求められます。

SIAAマークの3つの基準(防カビSIAAマーク)

フタをしたバスタブ

防カビとは、製品の表面において特定のカビの生育を抑える機能のことです。
防カビSIAAマークには、防カビ性・安全性・適切な表示の3つの基準が設けられています。
それぞれの基準について詳しくみていきましょう。

防カビ性

防カビ加工が施されていない製品の表面と比べて、特定のカビの生育が一定の基準よりも抑えられていることが条件です。JISに準拠した試験によって判定されます。

安全性

SIAAが独自に定めた安全基準を満たしていることが条件です。
使用できる防カビ剤については、効果や安全性、使用制限を審査済みのものが防カビ剤ポジティブリストとして公開されています。
ポジティブリストにある防カビ剤の一例は次のとおりです。

  • コートサイドGL241
  • ビオサイドVY-50G
  • ネオシントールAF-2040
  • TZA-206-220
  • BM-104KJ など

適切な表示

防カビ加工製品・防カビ剤の登録番号や加工部位を明示することが条件です。
同協会のホームページで登録番号を検索すると、使用している薬剤を確認できます。

SIAAマークの3つの基準(抗ウイルスマーク)

ドアノブを拭く様子

抗ウイルスとは、製品の表面に付着したウイルスの数を減らすことです。
SIAA抗ウイルスマークは、抗ウイルス性・安全性・適切な表示の3つの基準が設けられています。それぞれ詳しくみていきましょう。

抗ウイルス性

抗ウイルス性の基準は、未加工の製品の表面と比べてウイルスの減少が100分の1以下であり、なおかつ耐久性試験後にも効果が確認できることです。
SIAAでは、インフルエンザウイルス、ネコカリシウイルス(ノロウイルスの代替)を用いて行うISO21702に準拠した試験の結果をもとに、抗ウイルス性について判断しています。

安全性

SIAA が独自に定めた安全性基準を満たすことが条件です。

適切な表示

抗ウイルスの機能を付与するには、抗ウイルス剤の使用や表面加工が必要です。
使用している抗ウイルス剤の種類や加工部位を明示することが求められます。

SIAAマークの種類

SIAAマークには、抗菌・防カビ・抗ウイルスの3種類があり、それぞれにJIS番号付きのものとないものがあります。実際のロゴと特徴について詳しくみていきましょう。

ISO・JIS番号付き抗菌SIAAマーク

ISO・JIS番号付き抗菌SIAAマーク

抗菌加工製品や抗菌剤に表示されるSIAAマークです。SIAAの文字の下にISO(国際規格)またはJIS(日本産業規格)の番号と、抗菌加工が施されていることがわかる文言を表示しています。

ISO・JIS番号なし抗菌SIAAマーク

ISO 番号なし抗菌SIAAマーク

ISOまたはJISの番号が入っていないタイプの抗菌SIAAマークです。指定の試験方法で検査し、認定を受けた場合に番号付きマークを使用できます。指定以外の方法で検査した場合においては、番号なしのマークとなります。

防カビSIAAマーク

防カビSIAAマーク

防カビ加工製品や防カビ剤に表示する防カビSIAAマークです。「防カビ加工」の下にはSIAAにおける登録番号が入ります。

抗菌・防カビSIAAマーク

抗菌・防カビSIAA マーク

抗菌と防カビの両方の機能を持つ加工製品に表示するSIAAマークです。「抗菌・防カビ加工」の下にSIAAにおける登録番号が入ります。

ISO番号付き抗ウイルスSIAAマーク

ISO番号付き抗ウイルスSIAAマーク

抗ウイルス加工が施された製品に表示するSIAAマークです。ISOの番号を表示するため、表示なしのものと比べて信頼感が高まります。2019年7月から使用が始まった比較的新しい認証マークです。

ISO番号なし抗ウイルスSIAAマーク

ISO番号なし抗ウイルスSIAAマーク

ISOの番号が表示されていないタイプの抗ウイルスSIAAマークです。ISO番号付きのものと同じく2019年7月から使われています。

SIAAマークは抗菌・防カビ・抗ウイルスの機能を持つ製品に表示される

SIAAマークは、抗菌製品技術協議会が定める基準を満たした抗菌・防カビ・抗ウイルスの機能を持つ製品に表示する認証マークです。
SIAAマークが表示されている製品は衛生面に優れているため、食品衛生に関わる飲食店などでは積極的に選ぶことが望ましいでしょう。
 
フードビジネスの経営課題への解決策を示す「折兼ラボ」では、SIAAマークの他にも食品衛生知識などさまざまな情報を提供しています。ぜひ一度チェックしてみてください。

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