表示回数:23

地球のことを考える研究所

この記事の研究テーマ

  • 衛生
  • エコ
  • 機械
  • フィルム
  • 店舗備品
  • パックスタイル
  • 容器・消耗品
  • その他

売れるパッケージデザインとは?市場の変化とデザインに求められることを解説

2025.06.16

なぜ「売れる」パッケージが求められるのか?

市場は感覚では動かない。

最近、パッケージデザインに対するご相談が増えています。背景には原材料や物流コストの上昇、インバウンド消費の回復など、売り場を取り巻く環境の急激な変化があります。
価格を据え置きながらも商品の魅力をいかに伝えて価値を維持していくか、その答えのひとつが「ロジカルなパッケージデザイン」です。

この記事ではロジカルなパッケージデザインとは何か?また、ロジカルなパッケージデザイン実際の効果についてご紹介します。

“なんとなく”では、届かない時代。

従来は「こういう雰囲気で」「いい感じで」といった感覚的な指示でデザインを進めてデザイン制作をする事例が社会全体で多くありました。
しかし、最近では購買行動が多様化し、外国人観光客や健康志向の消費者など、ターゲットごとに“刺さる”ポイントは異なるようになりました。
だからこそ、設計には「理由」と「論理」が必要なのです。

見た目だけじゃない。「伝わる」デザインとは?

世界観からつなぐパッケージ設計

たとえば高級志向の商品には重厚感のある素材や深みのある色合い、健康志向の商品にはナチュラルな紙素材や優しい色味が好まれます。
ロゴの形、フォントの太さ、素材の手触りなど、これらすべてが「ブランドの世界観」を語る要素となります。

情報は、言葉ではなく“ビジュアル”で伝える

「糖質オフ」といった目立つコピーよりも、すっきりしたフォントや空白を活かしたレイアウトの方が、健康イメージを直感的に伝えてくれるようなケースは少なくありません。つまり、パッケージは“沈黙のセールストーク”であると言えます。
言葉を使わずに見るだけで「買いたくなる理由」を届けるためにもパッケージが重要な役割を果たします。

ロジカルデザインの進め方

スタートは「誰に届けたいか」を明確にすること

折兼ではまず商品の特徴・誰に・どのような価値を届けたいのかを丁寧にヒアリングします。
そこからターゲット像や競合との差別化ポイントを整理し、パッケージの役割を定めていきます。

感性ではなく「仮説」でデザインする

色や形は“なんとなく”で決めるのではなく、「なぜこの色か?」「なぜこの質感か?」を言語化できる状態で設計します。そうすることで、社内の意思決定もスムーズになり、再現性あるブランディングが可能になります。

売れるパッケージを企画から売場まで

継続的な採用が成果の証し

ヒアリングに力を入れてコンセプトを明確にすることや、ターゲット増・強豪との差別化ポイントを整理してパッケージデザインに反映させることで、再発注される機会や定番商品として売り場に長く並び続ける事例が増えています。これは「売れる」証拠であり、ロジカルな設計が市場に受け入れられている裏付けとも考えられるでしょう。

売場まで見据えたワンストップの支援

弊社ではデザインだけでなくパッケージの素材選定やサイズ調整、POPやパネルなどの販促ツールや売場展開まで一貫してご提案することができます。その商品がどのような棚にどう陳列され、どう手に取られるのかまでを想像したデザインをご提供します。

「伝わる」から「売れる」へ。

パッケージの力は見た目を整えることだけではありません。
折兼では「どんな価値を、誰に届けるか?」を明確にし、視覚的にわかりやすく設計してデザイン制作をすることができます。

商品開発の初期段階から、デザインの方向性にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
現場視点・売場視点・生活者視点を掛け合わせて、最適なご提案をいたします。

※本記事はダイヤモンドチェーンに取材いただいたインタビュー記事【「売れるパッケージデザイン」を生み出すために必要な視点とは何か】をもとに作成しております。
記事は以下のリンクよりご覧いただけます。

この記事をシェアする

Related Post

関連記事

Theme Index

研究テーマ一覧

記事一覧へ戻る