
水田信二さん登壇のイベントレポートをお届け!
折兼グループ主催のフードビジネスの展示会FOODBIZ SUMMIT NAGOYA 2025では、持続可能なフードビジネスの実現に向けたセミナーやイベントを開催しました。
今回は2025年10月29日(水)に行ったイベント「中学3年生が発表!3年間のバガス自由研究から見えた未来」のレポートをお届けします。
登壇者
お笑い芸人 水田 信二氏
名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校 3年生 荒川 友佑氏
荒川さんのバガス自由研究の成果を発表!
中学校3年間の自由研究でサトウキビの搾りかす「バガス」の研究を独自に続け、研究内容を新聞形式でまとめてきた荒川さん。今回のイベントでは、その3年間にわたる研究成果を発表していただきました。
お惣菜イベントに引き続き芸人の水田 信二さんも登壇いただき、最後にはなんとサプライズも!?
荒川さんのバガス研究への情熱が伝わる、大盛況のイベントとなりました。
バガスとは?
バガスとはサトウキビの搾りかすのこと。
バガスを使用して作られたバガス容器は、土や海、コンポストで分解されます。
廃棄されるバガスを素材として使用することは、廃棄物の有効活用にもつながります。
バガスの研究に取り組むきっかけ
父がキャンプで使っていたバガス容器に興味を持ったことがきっかけ。
紙のように柔らかい不思議な手触りの素材について知りたくなり、中学1年生の自由研究のテーマにした。
当時はバガスという言葉も知らなかったが、研究を進めるにつれ知りたい事が次々と出てきて環境問題やSDGsにも興味を持つようになり、3年間の研究につながった。
友人たちも会話の中でバガスという素材に興味を持ってくれることがあり、学校内で環境問題への理解を広げるきっかけにつながっている。
研究1年目 体験と気づき
まず1年目は、実際にバガスを使ってみて特性を調べた。
バガス容器は丈夫で電子レンジで使える点がメリットだが、容器にお米がくっつくというデメリットもあった。日本にはお米を残さず食べる文化があるため、その対策として折兼のバガス容器には生分解性のあるPLAフィルムのコーティングを施していると知った。
実際にバガス容器を使用してみて、普段の生活や防災の場で役立つ可能性があるように感じた一方で、より広まるためには改善の余地もある素材だと実感。
研究2年目 アンケート
2年目の研究では、学校の防災イベントに参加した中学生や大人を対象にアンケートを実施。
結果、バガスの認知度がわずか13%と知っている人が非常に少ないことが分かった。
防災イベントでバガス容器を紹介すると環境に良いものなら使いたいとコメントする人が多かった一方、50円以上通常の容器より値段が上がるなら使えないとの回答も。
バガス容器を普及させるうえでコストが大きな課題になっていることを実感した。
研究3年目 海洋プラスチック
海での生分解性を有するバガス素材が海洋プラスチック問題の解決に貢献できるのではと考え、海洋プラスチックをテーマに研究。
世界では年間4億トンのプラスチックが生産されているが、9割以上がリサイクルされず廃棄されている現状を知った。海に流れ出ることでマイクロプラスチック問題にもつながっている。
日本の海岸には黒潮に乗って海外から漂着するプラスチックごみが多く、その数は世界平均の27倍とも言われている。
まとめ
バガスの研究を3年間続けることは大変だったが、バガス容器の分解実験の楽しさや周囲の好意的な反応、社会とつながる経験があったので研究を続けられた。
研究結果を共有して周囲が興味を持つきっかけになることは、自身の研究が誰かに届く喜びを感じられた。また、普段出会うことのない企業との出会い、大学や教育委員会の先生方ともディスカッションができたのも大きな経験になり、社会と自身の研究がつながっていることを実感できた。
今後はイベントやテイクアウト、災害時などにバガスが選ばれる社会になってほしい思いがある。
環境にやさしい素材だけでは社会は変わらず、バガスが当たり前の選択肢になることで地球や海を救う手段になると考えており、今後もバガスを選択する意味を発信していきたい。
荒川さんへサプライズ!
ここで荒川さんへのサプライズとして、研究を続けてくださったことに対する感謝の気持ちとその努力を称え、荒川さんを「折兼バガス大使」に任命。弊社の代表取締役である伊藤より、バガス容器をアップサイクル素材として活用し制作された特別な任命盾が贈呈されました。
弊社代表取締役 伊藤からのコメント
「荒川さんが中学1年生の時に作成されたバガスの研究内容をまとめた新聞を拝見して、大変衝撃を受けた記憶があります。その後も2年生、3年生と研究を深められる様子を見て、大変素晴らしい内容に感心していました。自身も折兼を通じてバガスという素材に出会い、今後の業界を守るためにも、世の中の方々により環境に負荷の少ない商品を使っていただくためにも活動を重ねてまいりました。その中で、荒川さんにバガスを広める顔になってもらうべく、折兼バガス大使に任命させていただきます。」
荒川さんのコメント
「動揺の気持ちが大きいですが、日本一バガスを知っている博士になるという夢に近づけた気持ちです。3年間の研究は大変でつまづくこともあったが、自由研究を続けてきて良かったなと感じています。今後も研究を深め、将来は環境関連の職に就きたいと思いました。」
最後は記念撮影を実施し、笑顔あふれる中イベントは終了いたしました。
本イベントをご覧いただいた皆さま、ご登壇いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
2026年展示会のご案内
2026年も、折兼グループ主催のフードビジネスの展示会FOODBIZ SUMMITを開催いたします。
開催予定日:2026年10月21日(水)、22日(木)
会場:東京国際フォーラム
今後も皆さまにご満足いただける製品やサービスを提供できるよう、更なる向上を目指してまいります。次回の展示会でも、お会いできることを楽しみにしております。