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印刷物はどのようにできるのか?完成までの工程や使用機械について紹介

2023.09.29

印刷機にはどのようなものがあるのか?

印刷機の種類はさまざまで、目的や印刷媒体によって変わります。
 
基本となる4つの印刷方式「凸版」「凹版」「孔版」「平版」のうち、私たちが日常よく目にしている紙の印刷物はどんな機械を用いてどのように作られているのかご紹介します。

パンフレット・リーフレット・チラシの違いについて

お店や会社などが広報や販促のため発行するパンフレットやリーフレット、チラシが生活の中で溢れていますが、それぞれ特徴や使用する目的が異なります。

パンフレット

複数枚の紙を折り重ねて中央を針金で綴じる冊子。8〜48ページの中綴じ製本で、商品説明・会社案内など情報量が多い場合に向いています。

パンフレット

リーフレット

一枚の紙を折りたたんだコンパクトな印刷物。一面の情報量は限定されますが、折り方次第でページ数を増やすことができます。手渡しのイベント案内などに最適です。

リーフレット

チラシ

一枚ものの印刷物。通常折り曲げずに使用しますが、用途やサイズにより二つ折や三つ折も可能です。大量配布する場合に向いています。

チラシ

パンフレット・リーフレット向きの印刷機

パンフレット・リーフレット類に代表される印刷物は、画像が美しい「平板印刷」が適しています。
 
平板印刷は別名「オフセット印刷」とも呼ばれていて、印刷方式の中では最も普及率が高く、現在オフセット印刷機を備えている印刷会社が大半です。
 
近年は、パソコンのデータを直接利用したオンデマンド印刷として、デジタル印刷機も浸透し始めています。

パンフレット・リーフレットの他に印刷できるもの

「オフセット印刷機」の特徴は、色の再現性が高く鮮明な画像や写真を印刷できることです。
また、イラストや細かい文字もはっきりと印刷できます。
 
発色の美しさと再現性の高さが求められるアートやデザイン系の印刷物にも向いています。
 
パンフレット・リーフレット、チラシの他に、ポスター・カレンダー・カタログ・書籍・新聞・大量の名刺やハガキなどにも適しています。

印刷物の製造の流れ

私たちの身の回りで見かける印刷物が、どのような機械を使ってどんなふうに製造されて仕上げられているのか、印刷物を作成する際の一連の流れを順に解説いたします。

作成から納品まで基本的なプロセスが三つあります。

印刷工程の流れ

⒈ プリプレス pre-press(pre=前の、press=印刷)
印刷機で刷る前段階のこと。
企画→制作→刷版(下版)
※校了データが印刷用データに変換されて、焼き付けられる版

⒉ プレス press(press=印刷)
印刷段階

⒊ ポストプレス post-press(post=後の、press=印刷)
印刷後の段階。
加工→発送→納品

印刷が終わるまでのプロセス(プリプレス・プレス)

オフセット印刷機で印刷物を製造するには、「刷版」「用紙」「インキ」の3つが絶対に欠かせません。
作業者がオフセット印刷機に3つ全部をセットしてはじめて、印刷をスタートできます。
 
「プリプレス」で印刷物の企画・デザイン制作・校正・色校正・刷版を行って、その後に「プレス」工程へ進みます。
 
まず、作業者がオフセット印刷機に紙積みをし、刷版を取り付けます。
印刷機にインキを入れたら印刷開始です。
 
初めに試し刷りをして、色チェック後に本刷りをします。
本刷り中も定期的に抜き取りチェックを行い、入念に色チェックを繰り返します。
 
印刷が完了すれば刷了となり、乾燥するまで一晩おきます。
 
なお、印刷機への紙積みやインキの調合など、オフセット印刷では作業者の熟練の技術を要します。

印刷用紙の種類

用紙の種類は数え切れませんが、一般的に印刷に使用される用紙は7種類あります。

コート紙

表面に光沢があり艶やかで発色がよい。手頃な価格で写真向き。ポスター/パンフレット/カタログ/折込チラシ/週刊誌の表紙などに使用。キロあたり単価220円。

コート紙

マット紙

光沢がないマットな紙。薄い紙質で高級感あり。芸術や音楽関連のイベント案内/カレンダー/カタログなどに使用。キロあたり単価220円。

マット紙

上質紙

非塗光紙でマット紙と同様の質感。くすんだ仕上がりになる。書き込みやすく、厚みの種類が多い。コピー用紙/ノート/ポストカード/メッセージカードなどに使用。キロあたり単価210円。

上質紙

アートポスト紙

光沢があり適度な厚み。写真印刷に向いている。ポスター/ポップ/カタログ/美術書/写真ハガキ/DMなどに使用。キロあたり単価260円。

アートポスト紙

マットポスト紙

つや消し加工がされている厚みのあるマット紙。強度が高い。写真印刷には向いていない。くすみ感のある仕上がりになる。写真なしのポスター/名刺などに使用。キロあたり単価320円。

マットポスト紙

ケント紙

合成紙のため厚くて強度が高い。手書きのしやすさ、印鑑の押しやすさも特徴。ポイントカード/名刺/会員証などに使用。キロあたり単価370円。

ケント紙

クラフト紙

漂白していない紙。丈夫で破れにくく、強度が高い。包装紙/紙箱/スーベニアバッグなどに使用。キロあたり単価270円。

クラフト紙

印刷終了後のプロセス(ポストプレス)

「ポストプレス」は、印刷が済んだ後に希望どおりの加工を施し納品する工程です。
刷り上がった印刷物には指示どおりに後加工して最後の仕上げをします。
 
主な後加工のタイプは次のとおりです。

表面加工
光沢コーティング(ニス引き加工、PP加工、パウチ加工)/抗菌加工/箔押し加工/エンボス・デボス加工/ラミネート加工など

表面加工(箔押し加工とラミネート加工)

折り加工
二つ折り加工/地図折り/アコーディオン折りなど

折り加工

丁合
書籍は刷り本を折込んでいき(折り丁)、ページ順に重ねていくこと

製本加工
無線綴じ/中綴じ/上製本など、スピン(ひも状しおり)取付

製本加工(無線綴じと中綴じ)

断裁加工
大サイズ用紙の断裁、製本の仕上げでフチ(三方)断裁など

断裁加工に使用する断裁機

抜き加工
印刷物を好みの形状にくり抜く/箱など展開図どおりに打ち抜く加工

小口印刷加工
書籍の断裁部に印刷する加工

小口印刷加工

後加工が済むと、通常適量ごとにクラフト紙で包装して納品します。

印刷物の製造コスト

オフセット印刷の場合、印刷部数に関わらず、印刷工程で必ず刷版(校了データが印刷用データに変換されて、焼き付けられる版)が必要になります。
 少量だとコスト高ですが、部数が増えるほど印刷単価が安くなります。
 
なお、印刷価格は、印刷方式や部数だけでなく、用紙やサイズ、後加工の有無などで変動します。
 印刷会社のウェブサイトでは無料で見積りサービスを提供しているところが多いので、事前に確認しておくといいでしょう。

印刷方式と印刷機の種類

印刷方式は有版印刷(アナログ印刷)無版印刷(デジタル印刷)の二つに大別され、有版印刷には凸版/凹版/孔版/平版印刷があります。
 
この四大版式は、版の形状やインキの付着方法/付着部分が異なっています。
中でも平版印刷はオフセット印刷と呼ばれ、アナログ印刷の主流になっています。
 
さらにオフセット印刷機は、基準になる条件により種類が分類されています。

紙の形状
・枚葉印刷機…断裁紙を使用
・輪転印刷機…巻取紙を使用

インキ
・UV印刷機…UVインキを使用
・油性印刷機…油性インキを使用

色数
・単色機…1色のみ
・カラー機…2〜10色機など

印刷機の仕組み

オフセット印刷機の仕組み

オフセット印刷機は、版胴(アルミ版)につけたインキをブランケット胴(柔らかいゴム製のブランケットを巻いたシリンダー)にいったん転写して、用紙へ移して版のデザインどおりに印刷する仕組みです。
 
「オフ」は版のインキをブランケット胴に転写すること、「セット」は用紙にインキを移すことを指します。刷版はアルミ製で、凸凹のない平版です。
 
油性インキを使うと油と水が反撥する性質によって、デザインや文字が印刷できます。
 
オフセット印刷では小さな点の集まり(網点)の数・サイズ・配置を調整して、鮮明で高画質な印刷を可能にしています。また、印刷スピードが速く生産性が高いだけでなく、大量印刷でコストダウンが実現できます。

サイズ別の印刷機の種類および印刷速度

用紙サイズで印刷機を大別すると次のとおりです。
また、それぞれの印刷機に対して、1時間あたりの印刷速度の目安を書き添えてあります。

小型
・軽オフセット機 (A3以下)→黒一色もの(文字のみ・写真なし)
・紙製版のため小ロット低価格向き
・5,000通/時間

大型
・菊全機(A1ポスターまで)→7,000〜8,000通/時間
・倍版機 (駅の大判ポスターなど)

新聞などを印刷するオフセット輪転印刷機の場合は、さらにスピードアップして、1時間で約30,000通です。

UV機・油性機の違い

UV印刷機とは、UV(紫外線)を照射してインキを瞬間的に乾燥させる印刷機のことです。
UV機の最大の特徴は、紫外線硬化により速乾性があり、印刷後すぐに乾くことです。
 
一方、油性印刷機とは、油が揮発してインキが紙に浸透する仕組みになっています。
自然乾燥に時間がかかるため、裏移り防止用にスプレーパウダーを使用するのが特徴です。
 
スプレーパウダーとは、紙面にパウダーを散布して紙の間に隙間を作り、紙同士が張り付かないようにする働きがあります。デンプン(じゃがいも・とうもろこし・小麦粉など)が原料です。
 
UV機の方が明らかに効率がよく、納期が短縮できます。

印刷機で使用されるインキ

インキの皮膜を形成している硬化の仕組みが異なるため、材料自体に違いがあります。
 
UVインキは紫外線に反応して瞬時に硬化する性質があるのに対し、油性インキは酸素重合(酸素と反応)して自然乾燥で固まる組成になっています。
 
また、UVインキは皮膜が硬くなりやすい特徴がありますが、有害な油性インキと違い、UVインキは石油系の揮発系化合物(VOC)を含まず、植物油に置き換えた環境にやさしい「ノンVOC」インキです。

UV機と油性機の仕上がりの違い

UV機は瞬間硬化する特徴から、色の再現性が高いうえに、仕上がりが早いというメリットがあります。
 
速乾性のおかげで、一般紙だけでなく、その他の特殊素材(ユポ紙・和紙・アルミ蒸着紙・PET・ポリプロピレン・ポリカーボネートなど)への印刷もできます。
また、UVインキは重ね印刷が可能で、表面保護のためニス印刷をすれば光沢のある質感もマットな質感も出せます。重ね方を応用すれば、擬似エンボス印刷で立体感まで表現できます。
 
一方、油性機と比較して、UV機は摩擦などに対して耐性があり丈夫ですが、接着不良を起こすことがあります。
また、UV機は光沢が劣るうえ、後加工として折り加工をした時に、折り目の印刷部がひび割れを起こす「背割れ」現象が油性機より発生しやすくなります。

背割れしている冊子

デジタル印刷機との違い

ここまで主に「オフセット印刷機」に関して多面的に詳しくご紹介してきましたが、最近広がり始めている「デジタル印刷機」と比べた場合、仕組みや機能・特徴などの面で、どのような違いがあるのか具体的に解説いたします。

デジタル印刷とは

「デジタル印刷」とは、インクジェット方式や電子写真方式により、紙やフィルムなどにデジタルデータを直接印刷する技術手法のことです。
 
パソコン画面上の原稿データをデジタル印刷機に送信して紙などに印刷する仕組みになっています。
印刷用の版が必要ないのが最大の特徴です。
 
なお、デジタル印刷とオンデマンド印刷はほぼ同義とされています。

デジタル印刷の歴史と現状

デジタル印刷の歴史は、二つの系譜があると考えられています。
 
まず、1950年代に医療用として考案されたインクジェット印刷技術から、1980年代に米国でインクジェットプリンター開発へとつながり、4年後に商業印刷で使用され始めました。
 
他方、1990年に米ゼロックス社がデジタル複写機をベースにした商品を開発し、オンデマンド印刷の先駆けとなりました。

近年は、デジタル印刷機の品質が上がり、機能がさらに分化/専門化して利用目的に合った専用機種の開発が進み、バリエーションが拡大しています。
 
インクやトナーなども以前より一層改善されて広色域印刷を可能にしています。
 
印刷技術が進化して色の自動補正機能が改良され、色の再現度が大幅に向上しています。
文字や絵柄がいっそう鮮やかになり、印刷品質がオフセット印刷に匹敵するレベルに近づいています。
 
また、版が要らないデジタル印刷はイニシャルコストも抑えながら、さらにスピーディーな仕上がりを実現し、生産性アップが図れます。

従来の印刷とデジタル印刷の違い

オフセット印刷をはじめとした従来型の印刷機は製版や刷版が必要でしたが、デジタル印刷機は印刷前までのプロセスをすべてデジタル処理するため、製版や刷版が不要になります。
 デジタル印刷は工程が少ない分、オペレーションも難しくなく、時間とコストの削減が図れます。
 
バリアブル(可変)印刷ができるのもデジタル印刷機の特徴の一つで、データ変更さえすれば内容を一部変えながら何パターンも印刷ができます。
 
オフセット印刷機は大量印刷に向いていますが、デジタル印刷機なら少量の印刷もOKです。
ただし、印刷画質はオフセット印刷機の方が優位です。
 
近年のスマホやタブレット普及に伴い、出版物は年々減少する中、国内の一般印刷市場規模は縮小傾向です。逆に、新型コロナ禍の影響もあり、デジタル印刷の市場規模が微増傾向にあります。
 
デジタル印刷の強みを活かして急成長した印刷会社も存在しますが、印刷品質が高いことや後加工のしやすさ、印刷サイズ幅が大きいこと、大ロット対応など、メリットの多いオフセット印刷から単純にデジタル印刷へ移行できない会社が多いのが実情です。
 
将来的には時代の流れに合わせたデジタルトランスフォーメーション(DX)や働き方改革の推進を目指して、オフセット印刷とデジタル印刷のメリットを活かしたハイブリッド運用に期待が持たれます。

印刷機の今後

印刷機

コロナ禍において印刷業界でも予測できないさまざまな変化に直面してきました。

今後安定した事業を継続/発展させるためにも、業界を取り巻く動向に対して常に注視していく必要があります。時代が求めるニーズに適う印刷機のあり方そのものを考えていかなくてはいけないでしょう。

印刷が環境に及ぼす影響

世界的にカーボンニュートラル達成を進める中で、日本も2050年までに達成目標を掲げて各業界ともに積極的協力を求められました。従来のオフセット印刷機はCO2や有害な化学物質を排出したため、女性は就業を避けてきた経緯があります。
また、これまでの大量印刷は大量廃棄につながり天然資源の浪費を招いてきました。
ESG経営(Environment環境 Social社会的 Governance企業統治)の重要性も高まり、この先印刷業界全体で取り組むべき課題の1つが環境問題です。

紙媒体離れの現状

印刷/情報用紙の国内需要について日本製紙連合会が出した発表によると、2005年の1,199万トンを境にして、2021年の637万トンまで大きく下降線をたどっています。

需要減少の最大の要因は、デジタル化が普及したことです。また、原材料費の高騰も、印刷の需要を減少させています。紙の印刷物と比べてデジタルの方が、費用対効果が高いと判断している企業が多いのも要因の一つでしょう。
 
また、新型コロナの影響で、ビジネスの世界も日常生活も大きな変化の波に巻き込まれました。
外出自粛でオンラインビジネスが主流になり、SNSの普及により宣伝広告の形自体が変容しました。
 
これらの流れから、紙離れが急激に進行しました。
今後もデジタル化の浸透が間違いなく加速するでしょう。
2024年からは改正電子帳簿保存法が本格的に施行され、データ保存が促進されて、紙離れがいっそう進んでいくと見込まれています。

印刷会社が今後取り組みつつあること

印刷会社が今後取り組む課題として、第一に環境問題の対策が挙げられます。
従来の有害なオフセット印刷機から、環境に配慮した印刷機へ移行していく必要があります。
 
また、人材育成や若年層の採用が難しい点も印刷業界の悩みの一つです。
オフセット印刷機は熟練スキルが求められるため、新しい人材確保ができず、特に地方では後継者不足が問題になっています。
安全で誰でも操作しやすいデジタル印刷機を導入すれば、女性の社会進出やダイバーシティ促進にも貢献できます。
 
さらに、働き方改革を含め、職場環境の整備を進めることが大切です。
企画やデジタルマーケティングの視点から印刷物の提案を行うなど、事業自体をアップデートすることも望まれます。

印刷会社が取り組む環境問題

印刷物が完成するまでの各工程が環境問題と深く関わっています。
 
紙原料の木材伐採、インキに含まれる石油などの化石資源、印刷機から排出される有害物質を含む廃液、各工程で排出されるCO2などの問題があります。
 
環境にやさしい印刷を目標に、可能なところから各印刷会社で取り組みを始めることが大切です。
例えば、環境に配慮した印刷方法/インキ/用紙を採用したり、会社の取り組みが認められたら環境ラベルを公式ホームページなどに表示したりすることができます。

環境にやさしい印刷
印刷方法
水なし印刷
デジタル印刷
インキ
ノンVOCインキ
バイオマスインキ
用紙
FSC認証紙
バナナペーパー
ライメックス

環境ラベルの種類
事業者
エコアクション21…環境省が定めた環境経営システムに関する第三者認証/登録制度
用紙
FSC認証…持続可能な森林資源で伐採された木材/木材製品であることを認証
バガスマーク…サトウキビの搾りカスから作ったバガスパルプを使用した紙であることを証明
インキ
バイオマスマーク…バイオマス(生物由来の資源)を活用し、法/基準/規格に適合する環境商品を表す
植物油インキマーク…植物油を含む印刷インキが基準を満たしたことを示す環境マーク
設備
GP(グリーンプリンティング)マーク…(社)日本印刷産業連合会が定めた環境にやさしい印刷工場認定マーク
環境保護印刷(クリオネ)マーク…認証された印刷会社が登録基準に準じて製作した印刷製品に表示

環境にやさしい印刷や環境ラベルマークの例

多様な印刷方法と課題

印刷所イメージ

印刷機の種類は多岐にわたりますが、私たちになじみのあるパンフレットやリーフレットなどの紙の印刷物は主にオフセット印刷機で作られています。
 
プリプレス、プレス、ポストプレスの3段階で印刷物が完成する仕組みになっています。
 
アナログ印刷の代表的なオフセット印刷には必ず刷版/用紙/インキが必要で、場合により後加工が施されます。
 
紙の形状・用紙サイズ・インキ・色数などに応じてオフセット印刷機は種類が豊富ですが、近年は環境問題の面から版を用いないデジタル印刷への移行が注目され始めています。
 
また、コロナ禍でデジタル化の加速により紙離れがさらに進む中、環境対策とともに、印刷会社や業界が取り組みを進めるべき課題がたくさんあります。

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