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什器備品とは?経費精算上での判断基準や店舗導入時の注意点を解説

2020.09.07

日常的に使用する多くのものが什器備品にあたる

店舗運営に欠かせない什器備品。そもそも「什器備品」とは一体何を指すのでしょうか?
具体的に例を挙げていきますと、

什器:陳列棚、平台、冷蔵ケース、食材保管庫など

備品:椅子、机、キャビネットなど

このように、「什器」は日常で使用する器具や器物、物をしまったりする家具のことを指し、「備品」は備え付けてある物の事を言い、「什器備品」と言うととても広い範囲の物が該当することになります。

什器
什器
什器

勘定項目上では10万円を基準に消耗品か固定資産か分けられる

店舗を運営していくうえで、必要となるお金を経費と呼びます。購入した経費の算出上、主に、消耗品・固定資産の勘定項目に分けられます。

・消耗品
使っていくうちに消耗したり価値が無くなっていく物で、1個または1組の金額が10万円未満の物。また、使用期間(耐用年数)が1年未満の物。


・固定資産
10万円以上のもので、1年以上にわたって使用するもの。法定耐用年数によって償却していくことになります。ただし、特例もあります。
10万円以上20万円未満は「一括償却資産」として3年で償却することができます。青色申告をする個人事業主、中小企業は、30万円未満であれば「少額減価償却資産」として一括で経費にすることができます。(上限は1事業年度300万円まで)

耐用期間が1年を超え金銭的にも大きい場合は減価償却で計上する

使用可能期間にしたがって固定資産を分割して費用計上する勘定項目を減価償却費と言います。減価償却をすることは、事業を行う上でもとても重要です。

例えば、あるピザ屋さんが新しくピザを焼く機械を300万円で購入したとします。それを減価償却せずに300万円をそのまま全額費用にしていまうのは誤りです。なぜなら、その機械は購入した年だけでなく、翌年以降も継続して使用するものだからです。もし、購入したときにすべて費用として計上してしまうと、大きな機械を購入した年は大幅な赤字になってしまうかもしれません。翌年以降の機械の費用は0円で使用していることになり、毎年の正しい利益がわかりません。そこで、購入した機械は減価償却費として分割して費用計上していく方法がとられます。

会計イメージ図

店舗で使用する什器備品の選び方のポイント

店舗で使用する什器備品の選び方について、大事なポイントが3つあります。

  1. 商品を引き立たせることができるか
  2. 商品を外部環境から保全できるか
  3. 従業員やお客さまの安全は確保されるか

これから各ポイントについて詳しく解説していきます。

1.商品を引き立たせることができるか

店舗で使用する什器を選ぶ際にデザイン性を優先して選びがちですが、什器は本来商品を引き立たせるものであり、商品より什器が目立ってしまっては本末転倒です。見やすくきれいに少量で整列させ高級感を演出するのか、お買い得商品として積み上げ安さを前面に出すのかなど、店舗コンセプトや陳列方法により、その商品を引き立たせる什器も変わってきます。
また、店舗コンセプトや空間デザインとチグハグな什器は商品より目立ってしまいますので、商品や店舗カラーに合わせた什器を使用することが好ましいです。

カラフルな売場

2.商品を外部環境から保全できるか

什器を選ぶ際に、その商品を外部環境から保全できるかも大事なポイントです。
例えば、冬のコンビニエンスストアーのレジ横にあるホットショーケースは寒さからホットスナックの温かさを保全できますし、スーパーマーケットでは生鮮食品を常温でおいておくわけにはいかず、冷蔵機器や冷凍機器が必要となります。
また、宝石や腕時計・ブランド品などを取り扱う高級商品の販売店舗では、お客さまが簡単に手を触れられないよう、鍵付きや割れにくい防犯用ガラスのショーケースが必要となります。

商品を守る備品

3.従業員やお客様の安全が確保されるか

什器備品導入の際、販促面と同等に大事なことは従業員やお客さまの安全が
確保されているかという点です。特に下記3点には注意が必要です。

①耐荷重
什器と聞いて商品が映えるデザインに凝りがち、またはそればかりに気がとられがちですが、まずは陳列・展示する商品の重さに耐えられることが大前提となります。

②安全性
耐荷重の他に、安全性も大切なポイントです。ガラスや陶器でできた什器はおしゃれですが、これらの素材はちょっとした人為的な負荷や災害時の落下で破損しやすいデメリットがあります。お客様や従業員など、人の行き来がある所に設置する什器は、こうした点も考慮する必要があります。

③稼働性
店舗内装のレイアウトは、季節や販売する商品の変化によってたびたび変更されることがあります。その時に稼働性のない什器ばかりが配置されていると余分な労力や費用、時間がかかってしまいますので、将来のレイアウト変更を見据えた稼働性のある什器を選ぶこともポイントです。稼働性がない大掛かりな什器の移動は従業員にとって危険 な作業となります。

什器の導入にコストをかけない方法

これまで販促面や安全面の視点から什器について説明してきましたが、コスト面も十分に検討する必要があります。店舗経営における什器の導入にあたり、ここではコストを抑えられる方法を3つご紹介します。

  1. 居抜き物件での開業
  2. 中古什器の活用
  3. レンタル什器の活用

1.居抜きの物件での開業を検討する

以前のテナントが使用していた什器・設備・内装を残した店舗のことを居抜き物件といいます。居抜き物件であれば以前のテナント店の什器・設備・内装を使用できるケースが多々あり、最低限の什器・設備投資や工事で済むため、初期費用を抑えることができ、投資回収までの期間も短縮できます。また、工事期間を短縮することができるのでオープンまでの間隔が短いのも大きなメリットです。
ただし、経年劣化による不具合でメンテナンスに時間と費用が発生することや、最初から備わっている内装・デザインが店舗コンセプトに合うかなどの注意も必要です。

2.中古の什器を活用する

中古の什器を使用することもコストを抑える方法の一つです。最近では中古の什器を販売するサービスも多くなっており、場合によっては新品の半額以下といった価格で購入できることもあります。
ただし、中古品は他社が不要になった時のみ在庫が生じるため、必要なもの・自分の使いたいデザインや機能、必要数量がタイミング良く手に入るとは限らず、全てを中古だけで揃える事は難しいため注意が必要です。また、居抜き物件の什器同様に、経年劣化により購入後すぐに壊れてしまったり、短期間で壊れてしまうリスクがあるため、状態をよく確認する必要があります。

3.什器のレンタル業者を活用する

新品の購入や中古の購入でも負担の大きい高価な什器については、レンタルを活用することで初期費用を大幅に抑えることができます。レンタルであれば初期費用を大きく抑えることができるだけでなく、修理・メンテナンス・廃棄費用が不要で、月々のリース金額が一定に設定されているため、資産運用を行いやすくなります。
ただし、リースには契約期間が定められている場合が多いので、途中で店舗の移転や什器の入れ替えが行いにくく、ある時点で什器を使用しなくなっても期間内はリース料を支払い続ける必要があるため、フレキシブルな対応が難しくなります。また、長期的に利用してもレンタルであるため所有者はリース会社から変わらず、結果的に購入したほうが低コストになる場合もあります。

正しい経費計上を理解して店舗に有益な什器備品の導入がおすすめ

店舗経営に欠かせず、且つ日常的に使用している什器備品。耐用年数、勘定項目を正しく理解し経費計上を行いましょう。
商品を引き立たせる販促面だけでなく外部環境からの保全や、従業員・お客さまの安全が確保されているかの観点を持つことも大切です。
また什器の導入にはコストを抑える方法もあるので、それぞれメリット・デメリットを正しく理解し、店舗ごとに有益な什器備品や導入の仕方で店舗経営を行いましょう。

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