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ニトリル手袋の代替は?食品事業者向け使い捨て手袋の種類と用途別の選び方

2020.11.19

私たちの生活に欠かせない使い捨て手袋

使い捨て手袋は、作業中の手を保護するため、また、作業環境を清潔に保つため、医療や介護、食品加工、クリーンルームなどにおいて欠かすことのできないツールです。
価格重視で作られた極薄タイプや、厚みがあり破れにくいもの、一つ一つ個包装されている衛生度の高いものまで、様々な商品が流通しています。

使い捨て手袋の種類と特徴

使い捨て手袋は、その材質によって様々な種類に分かれ、それぞれ得意な用途、苦手な用途、使用してはいけない用途などがあるので、特徴を理解し、正しく使う事がポイントです。
本記事では、主に調理作業で使用する使い捨て手袋の解説をしていきます。

ラテックス手袋(天然ゴム手袋)

ラテックス手袋は、伸縮性が高く指先にフィットするので、細かい作業をするのに最適です。
グリップ力が高く、つるつるとした材質(フィルムや食器など)もしっかりと掴むことができます。
ただし、まれに天然ゴムにアレルギー反応を起こす人(ラテックスアレルギー)がいますので、注意が必要です。

ニトリル手袋

ニトリル手袋もラテックス手袋同様、伸縮性が高く指先にフィットするので、細かい作業をするのに最適です。
油や薬品に比較的強く、ラテックスアレルギーも起こらないため、食品調理現場では最も使用されています。
粉有りタイプは着脱がしやすいですが、手が荒れたり、粉が食品に付着するおそれがある(ほとんど目には見えませんが)ため、最近では粉無しタイプが主流になっています。
使い捨て手袋の中では価格が高めです。

ポリエチレン手袋

最も安価な使い捨て手袋です。フィット感や強度はないですが、着脱が簡単なので、盛り付けや短時間の軽作業、頻繫に手袋を交換する作業に向いています。ニトリル手袋と同じく、食品の現場で多く使われています。
指先を絞って抜けにくくしたフィットタイプや、手袋の表面に細かい凹凸をつけて食材を付着しにくくしたエンボスタイプなど、バリエーションも豊富です。

塩化ビニル手袋

PVC手袋やビニール手袋などとも呼ばれています。指先にフィットし、油や薬品への耐性も高いので、業種を問わず幅広い用途で使用できます。ラテックス手袋やニトリル手袋と比べて価格が安いです。
ただし、同じ塩化ビニル手袋でも、食品衛生法に適合しているものと、いないものがあるので、注意が必要です。食品加工で使用する場合は、「食品衛生法適合」の商品を選ぶ必要があります。

TPE手袋

TPEとは、サーモプラスチックエラストマー(熱可塑性エラストマー)の略で、見た目はポリ手袋とそっくりですが、ゴム手袋のように伸縮性があり、指先にフィットしやすいのが特徴です。ニトリル手袋とポリ手袋のちょうど中間にあたる、作業性と経済性を兼ね備えています。
また、コストも安価なのでニトリル手袋の代替品として、にわかに注目を集めています。

使い捨て手袋の特性一覧

使い捨て手袋の特性一覧

食品加工の作業で使用する手袋は食品衛生法に適合したものを使う

食品加工で使い捨て手袋を使用する際は、必ず食品衛生法に適合した手袋を使用しましょう。
国によって定められたテストに合格して、「安全な材質でできている」という証明されたものだけが、食品衛生法適合品として食品加工に使用できます。
適合品と表示されていないものは、家事や介護など、非食品加工での使用を前提としています。

食品衛生法とは?

食品衛生法とは、国民が食品によって健康を損なう事を防ぐために、食品の安全性を確保するための法律で、その対象は、食品や添加物、器具や容器包装、表示、営業許可など多岐に渡ります。

品薄が続くニトリル手袋

コロナウイルス感染症の影響で、世界中でニトリル手袋の品薄が続いています。
ニトリル手袋は、食品事業以外に幅広い分野で使われており、新型コロナウィルス感染症対策として特に医療現場での使用量が激増しています。ニトリル手袋はマスクのように簡単に増産できないため、供給量自体はコロナ以前とほとんど変わっていません。このように需要と供給のバランスが崩れたことにより、在庫確保が非常に難しくなっています。

まとめ|使い捨て手袋の特徴を理解し、適切な製品を使おう

使い捨て手袋はその材質によって、得意な分野が異なります。
現場に合った手袋を選定して、衛生レベルの向上やコスト削減を実現させましょう。

また、ニトリル手袋の完璧な代替品はありませんが、簡単な作業に関してはポリ手袋、指先を使う作業にはTPE手袋、非食品加工の作業(レジまわりや清掃など)には塩化ビニル手袋など、現場に合わせて代替品を使用することで、ニトリル手袋の使用量を抑えることができます。

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