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木箸と竹箸はどう違う?それぞれの特徴とメリット・デメリット

2021.11.26

あらゆる場面で使われている割り箸

飲食店やテイクアウト専門店など、割り箸はあらゆる場面で使用されています。
身近な存在である割り箸にも、様々な種類があることをご存知でしょうか。

選ぶ割り箸の種類によって食事の雰囲気を変えたり、提供するサービスの価値をアップさせることもできます。
飲食店の方は、それぞれの割り箸の特徴を正しく理解しておくことが重要です。

今回は、特に使用する機会の多い木箸竹箸の特徴を紹介し、それぞれのメリット・デメリットなどについても詳しく解説していきます。

木箸と竹箸の特徴について

この章では木箸と竹箸の原料・特徴・製造方法について紹介します。

木箸の原料と特徴

日本で主に使われているのは中国産の木箸です。

同じ木箸でも、日本産と中国産とでは大きな価格差があります。
例えば日本産の木箸が1膳約3円とした場合、中国産は1膳約1円で販売されています。
最近では中国産と価格帯の近いベトナム産の木箸も使われるようになっています。

また、原料の違いもあります。
日本産の木箸は、中国産の商品と競合するのを防ぐために
杉やヒノキなど、高級感がある原料を用いているものが主体です。

木箸の主な原料と特徴は以下の通りです。

アスペン

アスペンは、白楊という和名でも知られるカナダ原産の針葉樹です。
比較的軽いうえに柔らかく、色が白いという特徴があります。
非常に安価で使い心地の良い素材です。

白樺

白樺の主な原産地は中国、カナダです。
割り箸の主要な材質として広く使われていますが、近年は原木の確保が難しいため供給量が減っています。
比較的安価で粘り強くコシがあるため、硬い割り箸を選びたい時に適しています。

エゾ松

木目がまっすぐなことから、縦に割りやすいという特徴を持ちます。
手触りが滑らかで高級感の演出に効果的です。比較的安価で入手可能です。

木目がきめ細かく美しいのが特徴で、特に高級感を求める割り箸に適しています。
杉特有の香りも楽しめるうえに強度も高く、きれいに割れる点もメリットといえるでしょう。

柳は強度の高さとしなやかさを併せ持ち、折れにくいことが特徴です。
また、柳の箸は縁起が良いものとして親しまれており、お祝いの席でも利用されています。

木箸の製造

日本では割り箸を作るために木を伐採することは少なく、
建築用材などを製造したときに生じる端材や、間伐材を利用して作られます。

一方、海外で製造されているものは木材価格が非常に安価であることから、
原木を全て割り箸として加工しているという違いがあります。

竹箸の原料と特徴

竹箸はしなりが良く、強度があり折れにくいといわれています。
箸先を細く加工しても割れにくく、持ち手部分の強度が保たれます。

木箸と比較して竹箸は非常に軽く、「持った感覚が心地良い」と感じる人が多くいます。
さらに、竹の繊維は密度が高くまっすぐで、油を吸収しにくいという特徴も持っています。

このような理由から、竹箸は和食や中華料理、焼肉を扱う高級料理店でも用いられています。

竹箸の製造について

竹箸は「伐採・裁断→煮沸→乾燥→切断→加工→仕上げ」という製造工程を経て検品、出荷されます。
竹箸にはカビが生えやすいため、殺菌・乾燥の工程は欠かせません。

製造元が海外の場合は、カビを防ぐために防カビ剤や漂白剤を使用していることがあります。
輸入の際は厚生労働省が品質検査を行なっており、安全性は高くなっています。

国産品は、薬品加工を施さずに製造されているものが多くありますが、
国産の竹を原料として使用した箸はあまり流通していません。

木箸と竹箸の違いとは?

飲食店で食事をしたり、弁当を購入する際には、木箸が提供されるケースがほとんどです。

割り箸の原料として木が多く使われるようになった主な理由は、木は加工しやすいこと、
コスト低減のために輸入した間伐材などが用いられるケースが増えたことが挙げられます。

近年では、最初から分かれた状態の竹丸箸を提供する店も出てきました。
竹は成長が早く、製造技術が向上したことが理由です。

木箸と竹箸とでは、軽さ・強度が異なります。
竹箸は軽くしなりが良いため、子どもやお年寄りでも扱いやすく、食べ物をつかむのが簡単です。
また、竹箸は強度があるため細く加工でき、理想的な形を実現しやすい素材です。

木箸と竹箸それぞれのメリット・デメリット

木箸と竹箸、それぞれのメリット・デメリットをまとめていきます。
メリット・デメリットを確認し、使用するシーンに合わせて選択してください。

木箸

木箸のメリット・デメリットは以下の通りです。

・メリット
木箸は原料の種類が豊富で、使用するシーンに合わせて選ぶことができます。
また、比較的リーズナブルな商品が多く、端材や間伐材を有効活用しているため
森林の整備や地球温暖化防止などにも役立っています。

・デメリット
原料によっては折れやすかったり、きれいに割りにくかったりします。
また、高級な木材が原料の場合は価格が高くなるため、
飲食店によってはコストが合わないこともあります。

竹箸

竹箸のメリット・デメリットは以下のとおりです。

・メリット
竹箸は油や火に強く、和食や中華料理、焼肉など、幅広いジャンルの飲食店で活用できます。
また、竹は木よりも成長が早く、供給量が安定しています。

・デメリット
季節によりカビや虫が発生しやすく、高温多湿な状況での長期保存には向きません。
まとめて購入した場合は、できるだけ早く使用する必要があります。

オススメの木箸・竹箸を紹介!

これまで紹介してきたように、割り箸にはたくさんの種類があります。

この章では、どれを選ばいいか悩まれる方のために、オススメの商品を4点ご紹介します!

オススメの木箸

PS白楊元禄8寸袋入 緑

白楊が原料に使われており、全体的に白で統一されているため清潔感があります。 箸袋は落ち着いた緑色の柄で、様々なシーンで使いやすい木箸です。

ベトナム植林元禄箸

環境に配慮した木箸をお探の方には、植林材を使用した「ベトナム植林元禄箸」がオススメです。 500膳と大容量なため、テイクアウトや屋台など、割り箸をたくさん使う飲食店に適しています!

オススメの竹箸

竹双生箸21cm

折れにくく、しなりが良い割り箸を探している方にオススメです。 油をはじき、割裂性が良いためきれいに割りやすい竹箸です。

OP完封竹丸箸20cm

細めの竹丸箸です。 使用時に割る必要がなく使い勝手が良いため、飲食店やスーパー、弁当屋などでも幅広く使われています。

割り箸の購入は「容器スタイル」で

容器スタイルでは約160点もの箸・爪楊枝を取り揃えています。
3,850円(税込)以上のご購入で一部地域を除き全国どこでも送料無料。

割り箸をご購入の際は是非ご検討ください!

お店の雰囲気やコストに合った割り箸選び

飲食店にとって、箸は欠かすことのできないアイテムの一つです。
食事の雰囲気や味わいを左右することもあるため、目的に合った箸を選ぶことが大切です。

使用する原料や製造場所などによってコストは変わってきますので、店舗にあった割り箸を選びましょう。

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