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食品分野だけじゃない!?バガスモールドのパッケージの魅力をご紹介

2024.05.24

バガスモールドパッケージで脱プラに取り組もう

エコのイメージイラスト

環境に配慮した対応が一段と求められるなか、あらゆる分野においてプラスチックに替わる新しい素材への切り替えが進んでおり、今ではこのような環境への取り組みは、企業の存続や価値を高めるために欠かせないモノとなっています。

このような時代の流れやニーズに対応するべく、パックスタイルでは環境に優しい素材「バガス」を使用したモールド製品の設計や開発に力を入れており、幅広い業界のお客様から多くの問い合わせをいただいています。

今回の記事では、プラスチックが環境に与える影響やプラスチックに替わる自然素材「バガス」についての解説、そしてバガスモールドパッケージの魅力について紹介します。

なぜプラスチックは問題になるのか?

プラスチックは丈夫で軽く安価な素材であることから世界中で急速に普及し、生産量は現在も増え続けています。このように大量に製造されるプラスチックの問題点とは何なのでしょうか?

ここでは、プラスチックの問題点について解説します。

生産にも廃棄にもCO₂が排出される

2020年世界の二酸化炭素排出量円グラフ

現在、プラスチックの生産量は年間で3億6,700万トン(2020年時)とされています。
このままプラスチックの増産が続けば、今後10年で生産量は現状の倍に拡大し、さらに2050年までには3倍に増大するといわれています。一般的に使用されているプラスチックは、石油由来の原料によって製造されていますが、限りある化石燃料を原料とするうえ、採掘と輸送、生産、廃棄、自然への流出も含めてすべての段階でCO₂を発生させるので、環境負荷も大きいです。

CO₂の排出量の約半分は中国とアメリカが占めていますが、日本は5番目に多い国になっています。しかし、1人当たりのCO₂排出量は中国よりも多く、アメリカに次いで2番目の多さになっています。

海洋生態系のバランスを崩してしまう

マイクロプラスチック

私たちが廃棄したプラスチックは河川を経由し、最終的に海洋へ流れ込みます。
地球全体で見てみると、海には毎分トラック約1台分のプラごみが流れ込んでいるとされ、海洋汚染は年々深刻になっています。

海に流れ込んだプラごみは、ほとんどが分解されずに細かくなって海洋に漂い続けます。
そのうちの94%は海底に堆積し、1%が海面を漂い、5%が海辺へと流れ着いています。

現在、世界中の海洋には5兆個のプラスチック片が存在すると言われており、海の生物たちがエサと間違えて誤飲する例が世界中で報告されています。
また、細かくなったプラスチック(マイクロプラスチック)は、食物連鎖を通じて私たち人間も体内に取り込んでおり、健康への影響が懸念されています。

なぜバガスは環境に優しいのか?

バガスが製品になるまで

プラスチックに替わる環境に優しい素材のひとつとして「バガス」が注目されています。
バガスとは、サトウキビから糖汁を搾り出した後に残る葉や茎の繊維のことです。
この章では、バガスの利用が環境に優しい理由について解説します。

資源の有効活用

サトウキビは世界70カ国以上で栽培されており、年間生産量は約12億トン、世界第7位の農作物で、サトウキビから排出されるバガスは世界全体で約1億トンにもなります。

製糖工場では、バガスをボイラーで燃やすことによって発生する蒸気を使って発電し、工場の動力源として利用していますが、それでも使い切れないほどの大量のバガスが発生しているため、余剰分は焼却処分されているのが現状です。これらのバガスを有効活用することで、ごみの削減やリサイクルにつながります。

焼却処理時のCO₂排出量の削減

プラスチックは生産から廃棄までの過程で大量のCO₂を排出します。
バガス製品も焼却処分時にはCO₂を排出しますが、植物が成長する過程でCO₂を吸収することから、大気中のCO₂は増加しないので(=カーボンニュートラル)環境に優しいと言えます。

自然界で分解され土に還る

バガスモールドは植物由来の原料で作られるため、意図せず自然界に流出したとしても微生物によって分解され土に還ります。
プラスチックが自然界へ流出した場合、長い年月をかけて衝撃や劣化によって微細化はしますが、完全に分解することはなく半永久的に残り続けるので、バガスモールドは環境負荷の少ない製品ということができます。

SDGsに貢献

SDGsイメージ画像

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語では「持続可能な開発目標」と呼びます。SDGsは2030年を達成期限としており、そのなかには「17の目標」が設定されていますが、バガスの利用はまさにSDGsの貢献につながります。

例えば、目標12「つくる責任 つかう責任」では限りある地球の資源を守るため、持続可能な生産と消費のバランスを形成することを掲げていますが、サトウキビの搾りかすであるバガスはまさに持続可能な資源といえます。

また、目標14「海の豊かさを守ろう」では失われつつある海の豊かさを守り、海や海洋資源を持続的に利用するために掲げられた目標ですが、バガスは万が一川や海に流れ着いたとしても、プラスチックとは違って生態系へ悪影響を与えることはありません。

さらに、目標15「陸の豊かさを守ろう」では森林の回復と持続可能な利用の確保を掲げていますが、バガスは木材パルプに替わる原料として活用できるので、森林伐採量も削減できます。

このように、バガスの利用はSDGsの実現に大きく貢献することにもつながります。

バガスモールドパッケージの魅力を紹介

パックスタイルはこれまでバガスを使用した食品容器やカトラリーなど食品分野を中心に商品ラインナップを増やしてきました。
しかし、最近は食品分野に限らず、私たちの目に入るあらゆるモノで脱プラの動きが活発化しており、環境配慮への姿勢がもはや企業のブランド力や競争力にもつながるようになっています。
ここでは、食品分野以外でも使用できるバガスモールドパッケージの魅力について紹介します。

バガスモールドパッケージのここが魅力!

①モールド特有の滑らかな質感でおしゃれや高級感を演出できる

一般的なモールド成型では成型時に金網を使用するので、容器やパッケージの表面(片側のみ)にはどうしても網目模様が付いてしまいます。
しかし、その網目模様を内側にし消費者の目に入りやすい外側をモールド成型特有の滑らかな質感にすることによっておしゃれで高級感ある見た目になるので、つい手に取りたくなるようなパッケージに仕上がります。

モールド容器のサンプル画像 開いている状態
モールド容器のサンプル画像 閉じている状態

②プラスチック並みのシャープなデザインも再現できる

食品容器とは若干異なる成型法で製造しており、プラスチック並みに側面の傾斜を立てることができるので、シャープなデザインも再現できます。
例えば、このような蓋付きパッケージの場合、蓋のロック性能も高いのでしっかりと閉じることができます。

モールド容器のサンプル画像 パーツアップ
モールド容器のサンプル画像 パーツアップ

③刻印でブランドアピールができる

パッケージにロゴなどの刻印を入れることによって、環境に配慮した取り組みに加えてブランドアピールにもつながります。

モールド容器のサンプル画像 刻印部分アップ

バガスモールドのことならパックスタイルにご相談ください

パックスタイルは食品容器だけでなく、さまざまな分野でバガスモールドの相談を承っており、お客様の要望に沿って容器やパッケージを図面提案させていただいております。
環境への取り組みとしてバガスモールドにご興味がありましたら、ぜひパックスタイルまでご相談ください。

バガスモールドパッケージの魅力

パルプモールド容器のラッピング

今回の記事では、プラスチックが環境に与える影響や「バガス」の利用が環境に優しい理由についての解説、そしてバガスモールドパッケージの魅力について紹介しました。

パックスタイルではこれまで食品容器を中心にバガス製品を取り扱ってきましたが、最近では「工業製品などのパッケージや梱包材でバガスを使用したい」というお問い合せも増えています。

バガスモールドパッケージは環境に優しいだけでなく、その存在感も魅力のひとつです。
バガスモールドにご興味がありましたら、ぜひパックスタイルまでご相談ください。

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