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季節感が出せる売り場の作り方 〜冬(12月-2月)編〜

2023.11.03

季節感を伝える装飾とは

お客様の目を引き、購買意欲を高めるために、季節ごとに異なる装飾を導入するお店も多くあります。とはいえ「季節感を演出する店舗装飾に最適なアイテムが分からない」「装飾の変更にかかる費用や人手が足りない」などの悩みを持つ売り場担当者の方も多いでしょう。

そこで、12~2月の冬の季節に特化した売り場の作り方や、店舗装飾に季節感を上手に取り入れるコツや方法について紹介します。

季節の装飾を行うメリット

バレンタインチョコ

季節に応じた店舗装飾を取り入れることで、新規顧客の獲得や売上アップなど、多くの効果が得られます。季節の装飾を行う具体的なメリットをまず知っておきましょう。

視覚に訴えて購買意欲を上げる

季節は1年の間に変化する要素のひとつです。一年中同じ店舗装飾では新鮮さに欠け、店舗の雰囲気もマンネリ化してしまいます。装飾や雰囲気が代わり映えしなければ、せっかく新商品を陳列しても、お客様が気づかず素通りされてしまうことも。

一方で、店舗装飾に季節感を取り入れれば、マンネリ化しがちな店内の雰囲気を、新鮮なものに変えることができます。お客様に新しい発見や楽しさを感じてもらえるような装飾を施せば、滞在時間を延ばしたり購買意欲を上げたりすることにもつながります。

商品の案内、提案ができる

季節は、お客様もリアルタイムで体感している要素です。
店舗装飾に季節感を取り入れることで「気候」「行事」などの季節のもつ要素を店舗とお客様とで共有できます。購入したあとの商品を実際に食べたり、使ったりしているイメージを店舗側が装飾を通じて伝えることができれば、商品を手に取ってたり購入したりする可能性も上がります。

例えば、土鍋と具材、さらにこたつや食卓を連想させる装飾を施すことで「寒い日は鍋を囲んで温まるのがオススメという提案ができます。またレシピなども一緒に提示すれば、関連商品を購入してもらうきっかけになります。

冬(12月-2月)の行事一覧

「冬」にはいろいろなイベントや行事があります。店舗装飾のテーマ決めや使用する装飾アイテム選びにも役立つ、冬の行事を月ごとに一覧としてまとめました。

12月

  • 冬至
  • クリスマスイブ、クリスマス
  • 大晦日

1月

  • 元旦
  • 正月
  • 人日(七草の節句)
  • 成人の日
  • 大寒

2月

  • 受験
  • 節分
  • バレンタインデー

12月に適した売り場の作り方

クリスマス装飾

年末にあたる12月は、クリスマスをはじめ多くのイベントがあります。
この章では12月の特徴を紹介します。

12月はどんな月

12月の旧暦は”師走(しわす)”または”極月(ごくつき)”です。
旧暦の12月は仏事が多く、師走は「師(僧侶)が走り回るほど忙しくなる月」を由来とする説がよく知られています。

英語で12月を意味する”December”は、ラテン語の「10番目」を意味する”decem”が由来です。ローマ歴は3月から始まるため、12月は10番目の月になることから来ています。

12月の草花、花

12月の草花や花には、シクラメン、水仙、椿、ポインセチア、ゼラニウムなどがあります。

12月の行事

21または22日 冬至
24日 クリスマスイブ
25日 クリスマス
31日 大晦日

12月の旬な食材

冬至のメニュー 小豆粥、カボチャ
クリスマスのメニュー ターキー(日本ではチキンが多い)、クリスマスケーキなど
大晦日のメニュー 年越しそば
旬の野菜 カボチャ、キャベツ、ごぼう、さつまいも、里芋、春菊、セリ、大根、長芋、白菜、ブロッコリー、れんこん
旬の魚介 新巻鮭、マナガツオ、ヒラメ、紋甲イカ、赤貝、イイダコ、ヤリイカ、伊勢エビ、タラバガニ、アンコウ、金目鯛、コハダ、タラ、ニシン、ハタハタ、フグ、ブリ
旬の果物 きんかん、オレンジ、キウイ、みかん、ネーブル、レモン

12月の売り場に使える装飾品の紹介

毎年12月になれば、街はクリスマス装飾一色ですし、年齢、性別、に関係なくクリスマスは年末商戦に欠かせないイベントです。
店舗内にはクリスマスツリーを飾ることで、特別な季節感を演出し、お客様に喜びや楽しさを感じさせることができます。
赤や緑などのクリスマスカラーを活用した商品や装飾をディスプレイすることで、クリスマスの雰囲気をさらに盛り上げることができ、サンタクロースやトナカイを模した飾りや人形をディスプレイすることで、子供たちや家族連れにとっては特に魅力的なポイントとなるでしょう。さらに店内で流すクリスマスソングやBGMを通じて、お客様に心地よいクリスマスの雰囲気を提供することができます。

12月の売り場装飾品

1月に適した売り場の作り方

正月の干支飾り

年明けにあたる1月は、正月や成人式、仕事はじめなどがあります。
「新しいことをはじめたい」と考える方も多い月です。この章では1月の特徴を紹介します。

1月はどんな月

1月は旧暦で”睦月(むつき)”です。1月は親族や友人同士で互いの家を往来する機会も多いことから、「仲睦まじい月」が由来であると言われています。

英語の1月を意味する”January”は ローマ神話の出入り口とドアの神Janus(ヤヌス)が由来です。
1月は年の入り口にあたるため、1月=ヤヌスの月と位置付けられています。

1月の草花、花

1月は、花梅、ハナミズキ、雪割草、寒菊、福寿草、牡丹、冬桜、寒椿などの草花が咲きます。

1月の行事

1日 元日・元旦
1~3日 正月
7日 人目(七草)
第2月曜日 成人の日
19、20、21のいずれか 大寒

1月の旬な食材

正月のメニュー おせち、雑煮
人目のメニュー 七草粥
鏡開きのメニュー おしるこ、もち料理
旬の野菜 小松菜、キャベツ、ごぼう、れんこん、ねぎ、春菊、セリ、大根、白菜、ブロッコリー
旬の魚介 アンコウ、金目鯛、アコウダイ、フナ、ホウボウ、カキ、ブリ、ズワイガニ
旬の果物 キウイ、シークワーサー、いよかん、きんかん、みかん、ゆず、りんご、レモン

1月の売り場に使える装飾品の紹介

店舗の玄関や入り口に、縁起物である門松やしめ縄を飾ることで、新年の訪れを演出しましょう。
店内には正月飾りを用意することで、お正月の装飾を一層引き立てることができます。特に、門松やしめ飾り、雛飾りなど、季節感のある飾り付けをすると効果的です。さらに新しい年の年号や干支をディスプレイすることで、新年の象徴となり、より一層新たな一年の始まりを感じることができます。
これらのポイントを取り入れることで、店舗内外にお正月の華やかな雰囲気を演出し、お客様に新年の喜びや運気を感じさせることができるでしょう。また、地域の風習やお正月の行事に合わせて特別な企画やサービスの展開も考えると良いですね。

1月の売り場装飾品

2月に適した売り場の作り方

節分の豆まき

2月は他の月よりも日数が少ないものの、節分やバレンタインデーなどのイベントが豊富にあるほか、受験シーズンでもあります。この章では2月の特徴を紹介します。

2月はどんな月

2月は旧暦で”如月(きさらぎ)”と呼ばれています。
寒い季節に行う重ね着を指す衣更着(きさらぎ)
旧暦2月は3月にあたるため春が近づくことで陽気になるさまを指す気更来(きさらぎ)
草木が芽吹くことを指す生更木(きさらぎ)
など由来には諸説あります。

英語の2月を意味する” February”は、 ローマ神話のFebruus(フェブルウス)を主神とし、戦死した戦士の霊を弔う慰霊祭(Februaria)が2月に開催されていたことから来ています。

2月の草花、花

2月には金魚草、マーガレット、ネコヤナギなどの草花が咲きます。

2月の行事

3日 節分
14日 バレンタインデー
23日 天皇誕生日(2020年より)

2月の旬な食材

節分のメニュー 豆、恵方巻
バレンタイン チョコレート
旬の野菜 ふきのとう、チンゲンサイ、小松菜、菜の花、うど、カリフラワー、キャベツ、セロリ、ごぼう、れんこん、あさつき、白菜、ニラ、かぶ
旬の魚介 タラ、カサゴ、マグロ、シラウオ、シラサギ、フグ、キンキ、アンコウ、ホタテ
旬の果物 はっさく、いよかん、りんご、みかん、きんかん

2月の売り場に使える装飾品の紹介

2月は節分、バレンタインデー、受験と、子どもや学生が関連するイベントが豊富です。

節分

店内外で節分をイメージしたディスプレイを行うことで、お客様に節分の雰囲気を感じさせることができます。赤や黄色の色彩を活用し、鬼や恵方巻き、福豆などをディスプレイすると効果的です。
店舗内外に節分の楽しさや恵方巻きの美味しさをアピールし、お客様に特別な節分の雰囲気を演出しましょう。

2月の売り場装飾品(節分)

バレンタイン

バレンタインデーが近づく時期には、店舗装飾にバレンタインの要素を取り入れることで、お客様に特別な魅力を提供することができます。
バレンタインデーの色と言えば赤やピンク。店内外のデコレーションには、これらのカラーを取り入れるとよいでしょう。バルーンやリボン、花など、 赤やピンクのアイテムを使った飾りつけを行うと、ロマンチックな雰囲気を演出することができます。ハートはバレンタインの定番アイコンです。ショーウィンドウや店内のディスプレイには、ハートのモチーフを加えることで、バレンタインデーにふさわしい雰囲気を作り出すことができます。ハートの形をしたバルーンや ガーランド、垂れ幕などを使用すると効果的で購買意欲を高めることができます。

2月の売り場装飾品(バレンタイン)

冬に適した売り場の作り方

冬の売り場装飾品

冬にはイベントが盛りだくさんです。冬の雰囲気をイメージするために、白や青、銀色などの色彩を使用すると効果的です。雪の結晶や氷のモチーフをディスプレイに取り入れることもオススメで、お客様に季節感を演出することができます。早めに店舗の装飾を行い、お客様の購買意欲を促しましょう。

装飾のアイテム紹介

装飾方法の紹介

注意点

店舗装飾のことは折兼にお任せください

冬はクリスマス、正月、節分、バレンタインデーと1年の中でも注目されるイベントが豊富にあり、店舗によっては月に1回以上のペースで装飾の変更が必要となることもあるでしょう。
「行事ごとに店舗装飾を考えるのが大変」「店舗装飾を変更する人手が足りない」など、冬の店舗装飾についてお悩みはありませんか。
 
冬の店舗装飾の導入や変更にお悩みなら、折兼にご相談ください。
店舗装飾に強みを持つ折兼の専門チームが、商材や店舗のテーマに合わせた店舗装飾をご提案します。マンネリを解消したいときや売り場を活性化したいとき、集客や売上を上げたいときにも、ぜひご相談ください。

冬は重要なイベントに関する期待感やニーズが高まる季節

冬向けの店舗装飾がもたらすメリットや、12月、1月、2月のイベントや旬の食材、おすすめの装飾アイテム、装飾方法を解説しました。
冬は1年のなかでも比較的大きなイベントがそろう時期となるため、売上や集客アップのチャンスも多くなります。商機を逃がさないよう、それぞれのイベントに関連した商材の陳列や売り場づくりに努めたいものです。お客様の視覚に訴える店舗装飾を行い、売上や集客アップにつなげましょう。

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