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親子で環境問題を学べる実験をしてみよう!「折兼バガスチャレンジ!」とは?

2022.11.18

「折兼バガスチャレンジ!」とは?

分解のイメージ

折兼(おりかね)バガスチャレンジ!」とは、折兼()が力を入れている「環境(かんきょう)にやさしいバガス素材」()が、自然の中で分解(ぶんかい)する性質(せいしつ)を活用し、土に分解していく様子を実験(する取り組みです。

バガス容器(ようき)やカトラリー(食事で使ったものでもOK!)と()める場所(ばしょ)さえあれば、簡単(かんたん)にできる実験(となっています。

現在(げんざい)は、SDGsキャンプや学校での課外(かがい)授業(じゅぎょう)などで小学生を中心に、たくさんの子ども達が「折兼()バガスチャレンジ!」に挑戦(ちょうせん)してくれています。

バガスとは?

バガスシリーズ

バガスとは、さとうきびの(しぼ)りかすを指しています。折兼(おりかね)では、バガスに竹や麦を()ぜることで容器(ようき)を作っています。材料となるさとうきびの(しぼ)りかすや竹、麦の皮はもともと()てられてしまうもので、それらを活用しています。

二酸化炭素の排出量を減らすことができる

バガスは100%植物(から作られていて、石油を使用していないので、二酸化炭素(にさんかたんそ)(はい)出量(しゅつりょう)()らす効果(こうか)もあります。
二酸化炭素の排出量を減らすことで地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)を防止することができ、北極(ほっきょく)の氷が()けてしまう異常(いじょう)気象(きしょう)熱中症(ねっちゅうしょう)などの問題の解決(かいけつ)にもつながります。

また、原料となる植物は成長段階(だんかい)で光合成をしており、ごみとして()やす時に出る二酸化炭素)は、光合成で植物の体内に吸収(きゅうしゅう)したものであるため、吸収する二酸化炭素(の量と排出(はいしゅつ)する二酸化炭素(の量が同じである「カーボンニュートラル」という考えが成り立ちます。

※光合成:植物(が成長するのに、二酸化炭素((CO2)と水(H2O)を()って酸素(さんそ)を出すこと。
※カーボンニュートラル:二酸化炭素をいろいろな方法で吸収して、全体の量をゼロにする考え方。

カーボンニュートラル

さらに、バガス容器(ようき)が作られてからごみとして処理されるまでの間に、プラスチックと比較(ひかく)して80%以上の二酸化炭素(にさんかたんそ)の量を減らすことができると言われています。

バイオマスプラスチックや紙など、他の環境(かんきょう)にやさしい素材(そざい)と比べても、バガス素材(そざい)二酸化炭素排出量(はいしゅつりょう)削減(さくげん)効果(こうか)が最も高いという結果もあります。

自然の中で分解する力を持っている

バガスは全て植物由来原料から作られており、もし風によって陸や海に飛ばされてしまっても、微生物(びせいぶつ)の力で分解(ぶんかい)されます。

実際(じっさい)に、北九州市立大学と一緒に行った研究によると、土の中では(やく)70日、海の中だと(やく)150日分解(ぶんかい)されることがわかっています。
       
一方で、プラスチックは一度流れ出てしまうと、細かくなることはあっても完全に分解(ぶんかい)されることは無く、永遠に自然界に残り続けてしまいます。
この細かくなって残り続けているプラスチックが、マイクロプラスチック問題につながっていると言われています。

「折兼バガスチャレンジ!」の実際の事例について

折兼(おりかね)バガスチャレンジ!」は現在(げんざい)、SDGsキャンプや学校などたくさんのところで取り組んでもらっています。また、折兼の社内でも分解(ぶんかい)する様子の観察(かんさつ)実験(じっけん)を行っています。

今回は、愛知県教育(・スポーツ振興財団(主催(しゅさい)するSDGsキャンプで実験(した事例と、折兼()の社内で行っている事例をそれぞれご紹介(しょうかい)します。

「折兼バガスチャレンジ!」~SDGsキャンプ編~

愛知県教育・スポーツ振興財団(では、愛知県内(の小学生とその家族を対象(たいしょう)に、定期的にSDGsキャンプや防災(ぼうさい)について学ぶキャンプなどをやっています。
 
その中でも3月、5月、6月に開催(かいさい)されたキャンプの3回シリーズでは「折兼()バガスチャレンジ!」を開催(かいさい)していただき、参加した小学生やその家族にバガス容器(ようき)分解(ぶんかい)されていく様子を、シリーズにわたって観察(してもらいました。

第1回のキャンプ ~使ったバガス容器を埋めてみよう~

3月29日の様子

「学び、実践しようSDGs!春休みの自然体感キャンプ」(2022年3月28日~29日)
このキャンプは、愛知県内(に住む小学5,6年生を対象に、愛知県岡崎市(おかざきし)にある愛知県(青年の家にて1(ぱく)2日で開催(かいさい)されました。キャンプでは、となりにある愛知県立農業大学()の見学や、(だん)ボールで作ったピザがまでピザを()くなどの(はん)ごう炊飯(すいはん)が行われました。

バガスの生分解性実験(実験初日)
2日間の食事で実際(じっさい)に使用したバガス容器(ようきを使って本当に土の中で分解(ぶんかい)されるのか、(せい)分解性(ぶんかいせい)実験(じっけん)を行いました。
バガス容器(ようき)は場所が違う3か所の土をそれぞれ集め、3つのポリバケツに分けて()められました。

折兼(おりかね)バガスチャレンジ!SDGsキャンプ(へん)のスタートです!

第2回のキャンプ ~1か月経過したバガスの様子を観察してみよう~

5月7日の様子①

「学び、実践しようSDGs!春の自然体感キャンプ」(2022年5月7日)
このキャンプは、愛知県内(の小学生とその家族を対象(たいしょう)に、愛知県()岡崎市(おかざきし)にある愛知県(青年の家にて、5月7日に開催(かいさい)されました。
キャンプでは、バーベキューや、(だれ)でも楽しめるニュースポーツ「モルック」体験や、間伐材(かんばつざい)を使ったボールペン作りなど、家族で楽しめるイベントが盛りだくさんでした。

バガスの()分解性()実験()(39日経過(けいか)
前回のキャンプから開始した「折兼()バガスチャレンジ!」の途中(とちゅう)観察(かんさつ)を行いました。
約1か月経過(けいか)したバガス容器(ようき)は、形状は(っていても、穴が空いていたり、(やわ)らかくなっており、分解(ぶんかい)が進行していました。

容器を見た子供たちからは、「微生物(びせいぶつ)の力でここまで分解(すると思わなかった!」とコメントをいただきました。

第3回のキャンプ ~2か月経過したバガスの様子を観察してみよう~

6月12日の様子①

家族で学び、実践(じっせん)しようSDGs!自然体感キャンプ」(2022年6月11日~12日)
このキャンプは、愛知県内(の小学生とその家族を対象(たいしょう)に、愛知県岡崎市(おかざきし)にある愛知県(青年の家にて、6月11日~12日に開催(かいさい)されました。
このキャンプでは、バーベキューや、施設内(しせつない)にある植物(の自然観察()を行うとともに、さまざまなニュースポーツを体験する2日間となりました。

バガスの生分解性観察(75日経過)
一部、形が残っているものもありましたが、さわるとすぐにくずれてしまい、容器ようきの原形が無くなっていました。

「折兼バガスチャレンジ!」~社内で実験編~

折兼(おりかね)では、2022年6月13日から実験()を行っています。
社内では、虫かごにバガスから作られたBBカトラリーを入れて、毎週月曜日に定期的に()り起こして撮影(さつえい)を行い、分解(ぶんかい)の実験を行っています。

用意したのは、虫かごと土です。
土を採取(さいしゅ)する場所によって土に存在する微生物(びせいぶつ)の量が変化するので、さまざまな場所の土を用意して、それぞれの分解(ぶんかい)スピードを実験することもおすすめです。

6月13日(1日目)

折兼バガスチャレンジ!スタート。BBカトラリーを埋めて分解の実験を行います。

6月13日(1日目)

6月20日(7日目)

少しやわらかくなっていましたが、形はしっかり残っていました。

6月20日(7日目)

6月27日(14日目)

形は残っていましたが、ふにゃふにゃでやわらかくなっていました。触るだけで簡単に曲がってしまいます。

6月27日(14日目)

7月4日(21日目)

触るだけでポロポロと形がくずれてしまいそうなくらい、やわらかくなっていました。

7月4日(21日目)

7月11日(28日目)

原形は完全に無くなっていて、それぞれがバラバラに分解された状態になっていました。

7月11日(28日目)

7月19日(36日目)

バラバラになった物がさらに分解され、小さくなっていました。

7月19日(36日目)

7月25日(42日目)

形状に大きな変化はないですが、触るだけでポロポロとくずれてしまうほど、先週よりもやわらかくなっていました。

7月25日(42日目)

8月1日(49日目)

大きく形が残っているもの以外は完全に分解されていました。

8月1日(49日目)

8月8日(56日目)

形が残っていたものも完全に分解がされていました。                         ※他のシリーズの商品を同時実験中

8月8日(56日目)

このように、分解(ぶんかい)の様子を簡単に実験()することができます。
分解()していく様子を定期的に写真に収めると、分解()の過()を記録に(すことができます。

バガスが分解(するには、気温、湿度(しつど)、使用する土の養分(微生物(びせいぶつ)の量)の条件が関わっており、
温度や湿度()が高いほど分解(のスピードが速いことがわかっています。

※実験に使用するバガスのサイズや気候条件によって分解スピードが変わります。

大人の方へ

折兼では、さとうきびの搾りかすであるバガスと成長が早い竹、非可食部である麦の皮を有効活用して、100%植物由来の使い捨て容器やカトラリーを製造・販売しております。

これらのバガスシリーズは、微生物の働きによって土中で約70日・海洋で約150日・コンポストでは約1日で完全分解されることが証明されています。
折兼では、この自然で分解される性質を教育に活かし、生分解性実験を行う「折兼バガスチャレンジ!」に取り組んでいます。
 
この取り組みによって、環境にやさしい素材が存在することを子ども達に理解してもらうとともに、環境問題やSDGsについて考え、行動に移してもらうこと、環境にやさしい商品を選択するエシカル消費の意識を高めてもらうことを目的としております。
 
「折兼バガスチャレンジ!」は、バガス容器と土があれば親子で簡単に取り組むことができます。
夏休みの自由研究や親子での食育や環境問題に関する勉強として、ぜひご活用ください。

親子でSDGsについて学んでみよう

SDGsや環境(かんきょう)問題と聞くと、(むずか)しいと感じてしまうことが多いかもしれませんが、実はとても簡単にSDGsや環境問題(について学ぶことができます。
環境()にやさしいものを選択したり、環境(問題について考えて、情報発信をしていくことも大切な取り組みです。

日常でのSDGsの取り組み

SDGsや環境()問題について学んで、みなさんの身近でできる小さなことからSDGsに取り組んでいきましょう!
 
親子でぜひ、「折兼(おりかね)バガスチャレンジ!」に挑戦(ちょうせん)してみてください。

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